蜂の子を使った、これまでにない新しいメニュー

蜂の子といえば佃煮にして食べられることが多いですが、飲食店では炒めたり燻製にしたりなど、さまざまな蜂の子の食べ方、メニューが提供されています。
そこでこれまでにはあまり見られなかった、新しい蜂の子のメニューをご紹介します。

蜂の子パスタ

どちらかというと居酒屋でおつまみとして出されたり、和食屋やそば屋で珍味として出されたりすることの多い蜂の子ですが、最近では洋食に使われることも増えてきています。
その中のひとつのメニューが、蜂の子を使ったパスタです。
クリーミーでほんのりと甘い蜂の子がよく合う、クリーム系のパスタなどに使用されています。

昆虫をパスタに使用する取り組みは、日本だけでなくフランスでも行われており、将来的に起こると考えられている食料危機対策として昆虫パスタ・メニューが開発されています。
蜂の子は動物性タンパク質に変わり得る、良質なタンパク質源と言われているため、いずれは日常的にこのようなパスタが食べられるようになるのかもしれません。

蜂の子あめ

そのまま食用とする蜂の子は、スズメバチの幼虫が利用されていますが、ミツバチの蜂の子は主に真空乾燥されてから粉末状にしてサプリメントなどに製品化して販売されています。
また粉末状のミツバチの蜂の子はサプリメントだけでなく、お菓子づくりにも利用されることがあります。
中には粉末状にしたミツバチの蜂の子をあめの中に練り込んで、健康あめとして販売されている例もあります。

あめとして製品化されてある商品は砂糖や水あめを多く使用するため、蜂の子サプリメントよりも使用する蜂の子の量が少なく、低価格で入手することができます。
蜂の子がどんなものかちょっと味見してみたい人や、初めて食べる人にも食べやすく、おすすめです。

蜂の子チャーハン

野沢菜が名物の信州でよく食べられているのが、野沢菜入りのチャーハンです。
このチャーハンの付け合わせとして、同じく信州名物の蜂の子の佃煮がトッピングされることがあります。
蜂の子は時に卵焼きに似ているといわれるほど、ほんのりとした甘みとクリーミーさが楽しめる食べものです。
卵をよく使うチャーハンと蜂の子は相性ぴったりな食材です。

蜂の子せんべい

信州ではお土産ものとして、蜂の子入りのせんべいも販売されています。
お土産物なので使用している蜂の子はミツバチではなく、古くから信州で食べられてきた地蜂、クロスズメバチの蜂の子です。

蜂の子せんべいは生地の中に蜂の子が練り込んであるため、外側からはその姿が見えにくく、蜂の子を初めて食べる方でも食べやすい見た目になっています。
ただし信州名物、クロスズメバチの蜂の子を使っているとわかりやすくするため、せんべいの表面に蜂の子をトッピングしてあるせんべいもあります。
見た目が苦手なら前者を、信州土産として話題になりそうな商品を探しているなら後者を選ぶとよいでしょう。

蜂の子はどちらかというと淡白な味わいなので、さまざまな料理に使用することができます。
特に乳製品を使用したクリーミーな味わいの料理と相性がいいため、ぜひ自分でもいろいろな料理にアレンジして使ってみてください。

参考URL
蜂の子レシピ
http://qktheatre.com/misc/comics1.htm
蜂の子のおいしい食べ方
http://net.lomo.jp/06.html
蜂の子の食べ方
http://nenga.eek.jp/eat.html