蜂の子は高カロリーか、低カロリーか

蜂の子は栄養価が高いといわれる昆虫ですが、栄養価が高いということはカロリーもそれなりに高いのでしょうか。
蜂の子のカロリーについて、ご紹介します。

ミツバチの蜂の子は、とても高カロリー

ミツバチの蜂の子はハチミツや花粉を与えられて育ち、また脂質も含んでいるため大豆よりはカロリーが高く、乾燥重量100グラムあたり475kcalあったという報告があります。

ちなみに乾燥した大豆100グラムあたりのカロリーは422kcal、乾燥した卵(全卵)100グラムあたりのカロリーが608kcalです。
お菓子なら、キャラメルに含まれるカロリーが100グラムあたり433kcalです。

乾燥した製品は水分が含まれていない分通常より軽くなるため、グラム当たりのカロリーが高くなります。
また乾燥させてある蜂の子を一度に100グラムも食べる機会はなく、通常はサプリメントとして少量とる程度です。

そのためあまりカロリーを心配する必要はないですが、乾燥卵ほどではないとはいえ、ミツバチの蜂の子がカロリー豊富で栄養価も高いということがわかります。

蜂の子の佃煮のカロリー

蜂の子の佃煮のカロリーは、100グラムあたり250kcalです。
いかなごの佃煮のカロリーが、100グラムあたり282kcal。
わかさぎの佃煮のカロリーが100グラムあたり317kcalなので、同じ佃煮の中ではそれほど高カロリーという訳ではありません。
また同じ昆虫であるイナゴの佃煮は、100グラムあたり247kcalで、蜂の子とほぼ同じカロリーです。

蜂の子の佃煮に使用されるスズメバチの蜂の子は、カエルや昆虫、魚などの他の動物を肉団子にしたものや、炭水化物源としては樹液や花の蜜、果実などを餌として与えられています。
そのため蜂の子は良質なタンパク質源となる食材として注目を集めているのです。

佃煮は水分を多く含んでおり、乾燥時とはカロリーがことなりますので、食べ過ぎなければカロリーオーバーを心配する必要はなさそうです。

蜂の子の栄養や成分は、どの段階で食べるかでも変わる?

昆虫は日数単位で成長していくため、どの段階で食べるかによっても栄養価やカロリーは大きく変わってきます。

たとえばミツバチの蜂の子では、産まれてから3日目の蜂の子と20日目の蜂の子では脂質の量が倍以上変わり、大きく育った蜂の子は脂質が多くなっています。
また糖質については、生まれてからある程度までは増えるものの成虫へと成長するにつれて少なくなり、繊維はさなぎへと成長するにつれどんどん増えていきます。

蜂の子は酒のつまみやご飯のお供として、少量をつまむ程度に食べられたり、あるいはサプリメントとして少量をとったりすることが多く、他の食べもののようにたくさんは食べません。
そのためカロリーのとりすぎについては心配いりませんが、もし心配なようなら、選ぶ商品の蜂の子の種類、成長段階にこだわって、脂質・糖質が少ないものを選べばより低カロリーな商品を見つけやすくなるでしょう。

ぜひ蜂の子関連の商品を選ぶ場合は、使用されている蜂の種類やどの程度成長しているかにも注目して選んでみてください。

参考URL
蜂の子のカロリーはどのぐらいなの?
http://www.alacolo.org/calorie.html