蜂の種類は? 幼虫か蛹か? 蜂の子商品のおすすめはどれ?

食用として食べられる蜂の子は、主に地蜂と呼ばれるクロスズメバチの蜂の子で、生のものは昆虫食文化のある地域でしかなかなか入手できません。
そのため市販されている蜂の子としては長期保存用に加工した、佃煮や甘露煮、あるいは粉末状にしたサプリメントが中心です 。

ただし種類が限られているといっても、蜂の子自体を初めて食べる方、サプリメントを試される方はどれを選んだらいいのか悩むことが多いかもしれません。

そこで市販されている蜂の子製品・商品の特長をご紹介します。

蜂の子の佃煮、甘露煮の特徴

市販されている蜂の子の佃煮や甘露煮には缶詰、瓶詰め、パック詰めの3タイプがあります。
また使用されている蜂の子は、幼虫と蛹の両方が使用されているタイプが中心です。

缶詰は未開封なら長持ちしますが、開封後はなるべく早めに食べきらなくてはなりません。
瓶詰も同様ですが開封後も空気を遮断しやすいため、冷蔵すれば缶詰やパック詰めタイプよりは比較的長めに保存できます。
ちなみに幼虫と蛹では幼虫のほうが甘みがあったり、オオスズメバチの場合は蛹のほうが食感がやわらかかったりと味が異なります。
オオスズメバチの蜂の子は入手しにくい貴重品ですが、もし入手できるなら幼虫の種類にもこだわって選ぶとよいでしょう。

蜂の子のサプリメントは使用する蜂の種類で成分が変わる

佃煮や甘露煮以外で、比較的入手しやすいのが蜂の子のサプリメントです。
蜂の子のサプリメントは蜂の成長具合や蜂の種類によって、得られる成分が変わるため注意しましょう。

蜂の種類によって変わる成分

蜂の子サプリメントで最も多いのが、ミツバチのオスの蜂の子を使用した商品です。
次に入手しやすいのが、ミツバチ・女王バチの蜂の子を使用した商品です。

蜂の子は社会性を持つ昆虫で、どのような食べものを与えられるかによってどのような蜂になるかが決まります。
普通のミツバチの蜂の子は花粉と蜜を与えられて育つのに対し、将来女王バチとなる蜂の子は、女王バチを育てる特別な部屋の中でローヤルゼリーを与えられて育ちます。

またスズメバチの蜂の子は肉食で、働きバチが外から持ち帰った肉団子を与えられて育つため、花粉や蜜を与えられて育つミツバチの蜂の子とは成分が異なります。

ミツバチの蜂の子には蜜由来の還元糖が含まれており、甘みがあって食べやすく、スズメバチの蜂の子は肉団子を与えられている分、タンパク質が多いです。

どこまで成長したか、どんな風に成長するかでも成分が変わる

また蜂の子は成長段階によっても成分が変わっていき、ミツバチなら蛹になると還元糖が少なくなり、その代わりに繊維質が多くなります。
ローヤルゼリーだけを与えられて育った蜂の子は、女王バチになるために体のサイズ、寿命、産卵数を増加させるためのホルモン分泌量が増えると考えられており、普通の蜂の子とは成分が異なります。

同じ蜂の子商品でも選ぶ商品によって、扱いやすさや味や食感の良さ、得られる成分などは異なります。
蜂の子商品を購入する場合は、まずは自分がどのような商品を求めているのかを考えて、それから希望に合うものを探すようにしてみましょう。

参考URL
サプリメントで蜂の子のパワーを手に入れよう!
http://fortune.kirara.st/02.html